音声を一瞬でイラストに変換してくれるAIアプリ

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  • #塙孝哉

音声を一瞬でイラストに変換してくれるAIアプリ「こどもめせん」


お子さんと上手にコミュニケーションを取るコツとして
1.シンプルに話す
2.肯定文で話す
3.視覚情報を併用する
という3点は、よく挙げられますよね。

でも「分かっちゃいるけど実践できない……」と苦しむ場面、とっても多くありませんか?

1.シンプルに話す

ワーキングメモリーの少ないお子さんは、一度にたくさん言われると困ってしまうことがしばしばあるようです。たとえば「もう8時だから急いでトイレ行って歯磨きして……」と一度に伝えるより「トイレに行く?」「いいね!」「手を洗う?」「すてき!」などと、ひとつずつ褒めながらシンプルに伝える方が、結果として速いことも珍しくありません。ところが、自分では当たり前に処理できる情報量を意識的に削減しながら話すことは、とても難しいスキルです。私も喋りすぎて後悔することが、よくありました。

2.肯定文で話す

文脈を読み取るのが苦手なお子さんは、否定文で指示されると困ってしまうことが、しばしばあるようです。たとえば「スキップしないで!」と言われるとき、人にぶつかったら危険な病院の廊下なら、望ましい行動は「歩くこと」ですが、体育でマラソンをしている場面なら、望ましい行動は「走ること」です。だから「スキップしないで!」と言われるより「歩こう」とか「走ろう」と肯定文で指示してもらう方が、お子さんは理解しやすくなります。ところが、望ましい行動に変換して肯定文で伝えることは、実のところとても難しいのです。私も意識しないと否定文ばかりになってしまって、反省することが、よくありました。

3.視覚情報を併用する

耳で聞くより、目で見る方が得意なお子さんとは、音声に絵を添えて示すと、心が通じやすくなりますよね。事前に見通しを伝えたり、メニューを選んでもらったり、望ましい行動を教えたり……視覚情報が役立つ場面はたくさんあります。ところが、視覚情報を併用するには、事前に絵カードを準備したり、アプリやネット検索の画面を何クリックも操作したりしなくてはいけません。私自身、適切な絵カードがなくて諦めたり、ネット検索をしているうちにお子さんの意識が次に向かってしまってタイミングを逃したりすることが、よくありました。

<こどもめせん>

「こどもめせん」は、そんな状況をなんとかしたいと始まった、AIアプリケーションの共創プロジェクトです。ボタンを押して話しかけるだけで、AIが音声を認識して概念を取捨選択し、適切なイラストを一瞬で表示してくれます。お子さんに伝わりやすい声かけを、すぐに実践できますし、使っているうちに関わり方が自然と上手くなります。シンプルに肯定文で話す練習をしたい方や、数千枚のイラストをパッと出したい方におすすめです。詳しくは以下の URL をご覧ください。

Webサイト
「こどもめせんについて」
https://children.co.jp

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この記事を書いた人

塙 孝哉(はなわ たかや)

新潟県立新潟高等学校出身。東京大学医学部医学科卒。小児科専門医。

昼夜逆転・不登校だった弟の一助になればと学部時代に所属した睡眠の研究室で、プログラミングに出会う。以降、東京大学医学部附属病院小児科助教等、小児科医としての臨床業務と、プログラマ・AI研究者としての社会実装活動(IT/AIの強みをいかして医療現場をよりよくする活動)を続け、子どもたちの役に立つ取り組みを加速させるべく、2025年5月に株式会社こどもめせんを創業。本アプリケーションのプログラミングは、今のところ全て自身で行っている。生まれた場所や生まれもった発達特性に関わらず、全ての子どもたちが幸せに生きていける社会の実現が夢。本アプリケーションをその端緒として、応援いただける方々と共に育てていきたいと願っている。